パリ

 

 

年末年始に初めての海外旅行へ行ってきました。フランスのパリです。

夫婦で美術の仕事をしているのに、モナリザの本物を見たことがないということではだめだ、ということで、とにかくルーブル美術館に行ってみたいと思いました。

 

二人ともフランス語はおろか英語もできないのですが、美術館をゆっくり巡りたかったため、旅行会社に宿とチケットだけ手配してもらい、フリーの旅行でした。私は言葉のことがすごく不安だったのですが、夫は「通じなかったら絵を描いて説明すればいいよ~」とのんきなことを言っていました。

 

パリの街は、本当に、素晴らしかったです。どこを見渡しても古い素敵な建物が建っていて、絵葉書みたいな風景でした。

ルーブルとオルセーに丸三日間行きましたが、それでも回り切れないくらい膨大な量の作品があり、最後の方は、もう美術作品は観なくてもいいや…という気持ちにさえなりました。

日本に1枚来たら大変な話題になるであろう作品が次々と出てくるので、最初は敬意を払っていたものの、だんだん、巨匠の作品をおざなりに見るという暴挙に出てしまい、申し訳ない気持ちにでした。

 

クリュニー中世美術館で日本で見逃した「貴婦人と一角獣」のタペストリーを見られたのもよかったです。静謐な空間でした。

 

ノートルダム、シャントシャペル、サクレクールなどの教会に行ったり、セーヌ河を船で周遊したり、エッフェル塔の下でメリーゴーラウンドに乗ったりしました。地下鉄も結構怖かったけれど乗りました。

パンもチーズもワインも美味しかった。特に道端で売っていた焼き栗(のだめカンタービレに出てくるあれ)がすっごく美味しかったです。ただ焼いただけみたいでしたが…日本の栗と種類が違うのかな?

 

ずーっと気を張っていたせいか、帰ってきてしばらく、軽い燃え尽き症候群のようになってしまいました。。でもとてもとても楽しかった。私でも外国に行けるんだなあ、と達成感がありました。また行きたいです。